台風9号、朝にかけ石垣島に最接近へ
気象庁によると、大型で非常に強い台風第9号は、沖縄・那覇市の南約200キロを1時間に約25キロの速さで北西へ進んでいる。中心の気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルとなっている。台風が接近している沖縄県の石垣島から田中純平記者が伝える。
石垣島は台風9号の強風域に入っている。現在、後ろの木がしなるくらいの強い風が吹いている。先ほどから雨も降りはじめたが、現在はやんでいる。船は、波で流されたり岸にぶつかって壊れたりしないようにロープで固定されている。
石垣島には暴風警報が出されていて、10日に予想される最大瞬間風速は、45mとなっている。
島の人々は、自転車や鉢植えを家の中に入れたり、風で飛んで来た物でガラスが割れたりしないようアミを張るなど、台風の接近に備えている。また、これからマンゴーなど農作物の収穫期を迎えることなどから、農作物への被害を心配する声もあがっている。
台風は10日朝にかけて石垣島に最接近するとみられ、島では厳重な警戒が続いている。