大分県で震度5強 4人ケガ 余震に注意
13日午前2時52分頃、大分県で震度5強の揺れを観測する強い地震があった。
気象庁によると、地震があったのは13日午前2時52分頃。震度5強の揺れを大分県佐伯市で、震度5弱を愛媛県西予市や熊本県阿蘇市などで観測した。津波の心配はない。震源地は大分県南部で、震源の深さは58キロ。地震の規模を示すマグニチュードは、5.7と推定される。
佐伯市役所の防災危機管理課長・高原常彰さん「グラグラと10秒程度、横揺れを感じました。これまでにない強い揺れは感じましたが、危険を感じる程ではなかったと思います」
この地震で、大分県豊後大野市では70代の男性がベッドから落ちて頭にケガをしたほか、臼杵市では52歳の女性が廊下で転倒して鼻血を出すなど、県内で計4人がケガをしている。
原子力規制庁によると、愛媛県にある四国電力の伊方原発に影響はないという。気象庁は会見で、今後1週間は震度5弱程度の余震に注意してほしいと述べた。
さらに、今週は台風11号の進路によっては雨量が多くなることが予想されるため、揺れが強かった地域では特に注意するよう呼びかけている。また、想定される南海トラフ巨大地震の発生メカニズムとは異なるものの、関連性は分からないとしている。