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桜島 今後の注意点は?噴石や火砕流に警戒

2015年8月15日 18:42
桜島 今後の注意点は?噴石や火砕流に警戒

 気象庁は15日午前10時過ぎ、鹿児島県の桜島で規模の大きな噴火が起きる可能性が高いとして、噴火警戒レベルを住民の避難の準備が必要なレベル4に引き上げた。桜島の今後の火山活動の見通しや警戒点について、日本テレビ気象・災害担当の中濱弘道記者が解説する。

 桜島の火口からは常に噴煙が上がっている以外、表面上は大きな変化は見られない。しかし、火山性地震が急増している。15日午前7時過ぎから急激に増えだし、午後3時までに813回を数えた。これは、マグマが地下の岩盤を破壊しながら上昇していることを示し、気象庁は大きな噴火を起こす準備をしているとみている。

 気象庁は、火口から約3キロ以内では大きな噴石や火砕流に警戒を呼びかけている。1986年の噴火では、南岳山頂火口から飛んだ大きな噴石が約3キロ離れたホテルを直撃した。この時はケガ人も出ているが、気象庁は、今後、発生が懸念される噴火の規模としては、このように住民がいる地区にも影響を及ぼすような噴火の危険が切迫しているとしている。

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