口永良部島“3年前の噴火前と似ている”
3年前、爆発的な噴火が起きた鹿児島県の口永良部島で火山活動が高まり、気象庁は、噴火警戒レベルを避難準備を示す「4」に引き上げた。
気象庁によると、口永良部島では15日未明から、山の西側の深い場所で地震が相次いでいる。地下のマグマが動いていると考えられ、2015年の噴火前と状況が似ているという。
気象庁は「居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が起きる恐れがある」として、噴火警戒レベルを避難準備を示す「4」に引き上げ、新岳火口から3キロの範囲では、噴火による大きな噴石や火砕流に厳重に警戒するよう呼びかけている。
屋久島町は、口永良部島の住民に避難の準備をするよう促している。
口永良部島では3年前の5月に爆発的な噴火があり、島の住民は全員が一時、近くの屋久島などに避難した。