西之島、警戒範囲を縮小 火山活動が低下
5年前に突然噴火し、新たな島ができた、小笠原諸島の西之島。噴火が止まり、火山活動が低下しているとして、警戒範囲が縮小された。
先月末から環境省などが現地調査に入った際に、ドローンで映像を撮影した。
西之島では、去年8月以降、噴火が確認されておらず、火山活動が低下した状態が続いていることから、気象庁は20日、警戒範囲を島の中心にある火口から半径500メートルに縮小した。
また、海上保安庁は、噴火による影響が海上まで及ぶおそれが無くなったことから、周辺海域の「航行警報」を解除した。
西之島をめぐっては、去年2月、警戒が必要な範囲はなくなっていたが、およそ2か月後に噴火の再開が確認され、島全体と周辺の海域が警戒範囲とされていた。