上野動物園のパンダ、秋にも人工授精へ
東京の上野動物園がこの秋にも、ジャイアントパンダの人工授精を行うことが分かった。
上野動物園では現在、オスのリーリーとメスのシンシンの自然交尾による赤ちゃんパンダの誕生を目指しているが、2012年に生まれた赤ちゃんが生後6日で死んで以降、3年間、妊娠にいたっていない。このため動物園では、秋に交尾する気配がなければ、人工授精に踏み切る予定で、人工授精に備えて今年5月にはリーリーの精子を採取済みだという。
上野動物園では1985年から88年にかけて人工授精でジャイアントパンダ3頭が誕生しているが、1994年から2004年の間の9回の人工授精は失敗に終わっていて、人工授精を試みるのは11年ぶりとなる。