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ここまで深い「武蔵野うどん」の味と文化

2015年8月26日 16:40
ここまで深い「武蔵野うどん」の味と文化

 うどんといえば、「香川の讃岐うどん」や「秋田の稲庭うどん」など、全国にいろいろありますが、実は東京にもご当地うどんがあります。その名は「武蔵野うどん」。意外に知られていない味と文化に迫ります。

 いわゆる「武蔵野うどん」は、武蔵野台地の西部に伝わるうどんの総称。この地域は火山灰ででき土壌は水はけが良いため、田んぼには適さず、小麦が栽培されたことからご当地うどんが生まれたといいます。地元で採れた小麦を塩分の多い水でこね、繰り返し踏むことで、力強くコシのある麺(めん)に仕上がるそうです。

 一般的には、ざるなどに盛った麺を、温かい汁に付けていただくことが多いという「武蔵野うどん」。魅力は、しっかりした「かみ応え」と添え物の「野菜」。昔から農家では、旬の野菜を糧(かて)と呼ぶそうで、それが、武蔵野うどんの大きな特徴だといいます。

 この地域では冠婚葬祭など、人が集まる時にうどんは欠かせないといいます。うどん打ちは、花嫁修業でもあったようで、うどんが出ないと家に来たお客さんが帰ってくれないというエピソードもあるほどだそう。

 近年では、武蔵野うどんの付け汁に、肉を入れる食べ方が主流になりつつあるといいます。肉入りの元祖と言われる「小島屋」の店主によると、そのきっかけは常連さんの「このサッパリしたおつゆもいいけど、肉のおつゆに1回してみなよ」というアドバイス。固めの麺と肉の脂の絶妙な味わい、試食したキャスターもそのおいしさに思わず…

詳細情報はOha!4ホームページをご覧下さい
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