比叡山延暦寺の荒行「堂入り」 無事終わる
天台宗・比叡山延暦寺の荒行で最難関の「堂入り」が無事終わった。
21日午前1時52分、住職の釜堀浩元師が難行「堂入り」を終えて、姿を現した。延暦寺の「千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)」は約4万キロを7年かけて礼拝しながら歩く荒行。このうち、700日を終えると、明王堂(みょうおうどう)で9日間、食事や水を絶ち、不眠不休で真言を10万回唱え続け、不動明王と一体となる事を目指す。
達成は8年ぶり戦後13人目で、釜堀師は“生き仏”として「當行満阿闍梨(とうぎょうまんあじゃり)」と称される。