大阪府の吉村洋文知事が6日午前、職員を前に年頭の挨拶を行い、「今年はいよいよやってきた万博イヤー。歴史的な転換点にもなる。緊張感をもちながら府職員全員が楽しんで、我々自身も楽しんで、取り組んでいくことが大事」と語りました。

　吉村知事は、「万博の成功と成果を次の時代につなげていき、万博後も持続して成長・発展していく大阪を作り上げていくことが非常に重要になってくる。東京の一極集中だけじゃなくて、日本を引っ張る、大都市『大阪』を作り上げていく、という思いを共有をして、この一年を進めていきたい」と述べました。

　また、「万博のレガシーを構築していくことが非常に重要。うめきた2期のまちびらきが去年9月に行われ、IR（カジノを含む統合型リゾート）の準備工事も始まっている。新たな成長戦略を描き、次の世代につなげていくということが重要。万博のレガシーを意識してほしい」と語りました。

　その上で、「今回の万博を体験できることは、我々にとっても大きな経験。経験できないことを経験する。ぜひ楽しんでいただいて、経験を糧にして大阪府庁に根付かせてほしい。55年ぶりの万博に携われることを、ある意味『運命』と受け止めて、チャンスととらえて仕事を楽しんでもらいたい」と述べました。