【速報】「ワンチームで県政を」斎藤知事が幹部職員を前に年頭の挨拶「大切なのはコミュニケーション」
兵庫県の斎藤元彦知事が6日午前、兵庫県公館で幹部職員を前に年頭の挨拶を行い、「職員のみなさまが県民サービスを届けるべく、ご尽力をいただいている。今後も皆さんと共に思いを共有しながらワンチームで県政を前に進めていきたいと考えている。大切なのはコミュニケーション。風通しの良い職場づくりを進めていきたい」と語りました。
最大で9連休となった年末年始について、斎藤知事は「私も家で一日を過ごしながら年始をお祈りさせていただいた」と語りました。
斎藤知事は、1月17日に阪神・淡路大震災から30年の節目を迎えることに触れ、「私は高校生だった。神戸の地場産業、中小企業にも多くの被害を受けたが、県民の皆さんが一丸となって復興に取り組んでいるという時期で、そういった時期に神戸で生活した経験は、東日本大震災での経験と合わせて、私自身の災害対応に対する考え方の根幹になっている」と述べ、「経験と教訓をしっかりと次の世代に伝えていくということが大事。震災後に入庁された方が約7割を占めてくる。改めて、今回の復興の歩みを振り返り、災害時に何をすべきか、それぞれの役割を確認していくことが大事だ」と語りました。
また、4月に開幕する大阪・関西万博について、「残すところ100日を切り、3か月余りで開幕となる。多くの方々が関西を訪れるこの機会を捉えて、兵庫の取り組みを国内外に発信していくということが重要」と話しました。
最後に、2025年が巳年であることに触れ、「蛇というものは脱皮をして、強く成長するという姿から、古代から再生や永遠の象徴ともされ、新しい挑戦や変化に対して前向きな姿勢を示す年ともいわれている。これまでの歩みを止めることなく、皆様とともに兵庫の未来を切り拓くチャレンジの一年としたい」と抱負を語りました。