“焦げ付き”フライパン3500枚以上集まる きっかけは「冷凍ギョーザ」 メーカーが提供求めたワケ
床いっぱいに敷き詰められたおびただしい数のフライパンの映像が公開されました。新品ではなく使い古されているものばかりです。これだけの数が集まるきっかけとなったのは、簡単に羽根付きで焼くことができる冷凍ギョーザです。
油をひかずに焼けることがウリのはずでしたが、今年5月、SNSに「きれいに焼けると書いているのに焦げ付いちゃった」という投稿がありました。すかさずメーカーの担当者が次のように返信しました。
味の素冷凍食品のX(旧Twitter)より
「ご使用いただきましたフライパンを、着払いにてご提供いただけないでしょうか?」
なぜ、このような申し出をしたのでしょうか。
味の素冷凍食品PRグループ長 勝村敬太さん
「我々のギョーザを焼いたときに、これだけこびりついてしまうのは、どういうことが起きているんだろう。みなさんのフライパンの実態を拝見することで、もうちょっと上手な焼き方のフォローができないか」
この対応はネット上で話題になり、SNSで焦げ付いたフライパンの回収を告知すると3500枚以上が集まりました。
先週には回収したフライパンを公開するサイトをオープン。今後は“焦げ付き実験”の結果も載せていく予定だといいます。
ちなみに、味の素によると、焦げ付きやすいフライパンは大さじ1程度の油をひくか、弱火で10分蒸し焼きにすることで改善できる可能性が高いということです。