選挙カーを“同じ場所”に止め現場検証 安倍元首相銃撃
奈良市で安倍元首相が銃撃され死亡した事件で、警察は27日早朝、選挙カーを当時と同じ場所に止め、現場検証を行いました。
安倍元首相が銃撃された奈良市の大和西大寺駅前では、27日午前4時半ごろから、奈良県警による現場検証が行われました。
これまでの捜査で、銃撃現場から約20メートル離れた場所に止められていた選挙カーに銃弾が貫通したとみられる痕があり、その延長線上の立体駐車場の壁にも銃弾が当たったような痕が見つかっています。
27日の検証では、選挙カーを当時と同じ場所に止め、捜査員が距離を測ったり、写真を撮影したりして、現場との位置関係などを確認したということです。
警察は、当時の状況や使用された手製の銃の殺傷能力などを詳しく調べる方針です。