２０２０年東京オリンピック・パラリンピックの組織委員会は２１日、トヨタ自動車の豊田章男社長が組織委員会の副会長職を辞任したと発表した。

　これは２１日午後、組織委員会の武藤敏郎事務総長が取材陣に明らかにしたもので、１８日に豊田章男副会長本人から申し出があり２１日付で、副会長を辞任したという。

　理由について武藤事務総長は、「組織委員会の立場と経済界の立場との両立が難しく、自身の立場を整理したかったのではないか」としている。

　豊田前副会長は、「組織委員会を離れることになるが、今後は経済界からの大会支援に専念し、これまで以上に成功のために努力していきたい」とコメントしている。

　後任の副会長には、パナソニックの津賀一宏社長が就任する予定。