経団連などの経済界のトップらが参加する「日中経済協会」の訪問団は、４日午後、北京で中国の李克強首相と会談した。訪問団が中国の首相と会談するのは、約６年ぶり。

　李克強首相は北京の人民大会堂で、経団連の榊原会長ら約２００人の訪問団を、握手で迎えた。

　李克強首相「（日中関係において）長期的で、安定した健全な発展を実現する」

　会談の冒頭、李首相は「歴史をかがみとする」としながらも、未来志向で日中関係を発展させる考えを強調した。

　一方で、経団連の榊原会長は、「中国は最も重要なかけがえのないパートナー」だと述べた上で、経済界の要望として、「安定的で良好な日中関係の構築が重要」との考えを伝えた。