たいまつ頼りに海へ 伝統の「和布刈神事」
旧暦の元日にあたる8日、福岡県北九州市の神社で、奈良時代から続く伝統の「和布刈神事」が執り行われた。
北九州市門司区の関門海峡に面した和布刈神社では、8日午前2時半ごろ、3人の神職がたいまつの明かりを頼りに海に入った。
この和布刈神事は、旧暦の元日に“すべてに先んじて芽を出す縁起物”とされる『ワカメ』を刈り取り奉納するもの。奈良時代から約1300年続くとされる伝統の神事で、海の安全や豊漁を祈願する。
気温約4℃の冷え込みの中、大勢の見物客が神社を訪れ伝統の神事を見守った。