春先に増える 子どもの遊具事故に注意
気候のよい春先には、滑り台やブランコから子どもが転落するなどの事故が増えるとして、消費者庁が注意を呼びかけた。
消費者庁が、2002年から去年までに報告された12歳以下の子どもの遊具による事故、約1500件を分析したところ、入院や全治3週間以上のケガが3割を占め、死亡例も4件あった。
事故の内容は転落が最も多く、年齢別では6歳以下が7割を占めた。遊具別では、滑り台が3割で、ついで、ブランコ、鉄棒、ジャングルジムとなっている。
消費者庁は、遊具での遊びは心身の発達に大切だとした上で、6歳以下の子どもには保護者が付き添うことや、遊具にひもなどがからまぬように、カバンやマフラーははずして遊ぶよう呼びかけた。
また、新しい公園の遊具には対象年齢のシールが貼られていることもあり、参考になるとしている。