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サミット控え 羽田と成田でテロ対処訓練

2016年4月14日 20:57
サミット控え 羽田と成田でテロ対処訓練

 伊勢志摩サミットを来月に控え、14日、羽田空港と成田空港でテロ対処訓練が行われた。

 羽田空港の訓練は国際線ターミナルに乗り入れる地下鉄の駅構内に爆発物が入ったリュックサックが仕掛けられたとの想定で行われ、鉄道会社の職員らも参加した。

 爆発物を発見した駅職員が乗客を避難誘導するとともに、爆発物処理班がリュックに特殊なマットをかぶせて安全な場所に運んだ。爆発物を仕掛けたテロリスト2人は、乗客を人質に取り逃走するが、展望デッキで空港テロ対処部隊に制圧された。

 東京空港署の古山良三署長は、「警察と民間それぞれで危機感を持ち緊密な連携を図っていきたい」としている。

 一方、成田空港での訓練には空港職員ら170人が参加し、テロで荷物が爆発した想定で行われた。他にも、税関職員らによる乗客の避難誘導や、警察犬を使った爆発物の処理などが行われた。