厚生労働省や、成田空港、羽田空港のホームページが外部からのサイバー攻撃で閲覧できない状態になる事態が相次いでいる。厚生労働省や空港会社は、今後も同様の攻撃を受ける可能性があるとして警戒を強めている。

　厚生労働省と成田空港は２６日夜、羽田空港は２７日朝、それぞれ外部から大量のデータが送り付けられるサイバー攻撃を受け、ホームページが相次いで閲覧できない状態になった。それぞれ数時間から半日後に復旧していて、航空機の運航などへの影響は出ていない。

　ツイッターでは、国際的なハッカー集団「アノニマス」を名乗りサイバー攻撃を示唆する書き込みが確認されているという。厚生労働省と成田空港へのサイバー攻撃は数日前から行われ、断続的にホームページが閲覧できない状態になっていることから、厚生労働省や空港会社は今後も同様の攻撃が行われる可能性があるとして、監視を強化している。