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少女が59日間祈りを…阿蘇の火焚き神事

2016年8月19日 18:44
少女が59日間祈りを…阿蘇の火焚き神事

 五穀豊穣(ほうじょう)を祈って、少女が59日間にわたって火を焚(た)き続ける国指定の重要無形文化財・熊本県阿蘇市の火焚き神事が、19日から始まった。

 阿蘇市の霜神社の火焚き神事は、農作物を霜の害から守り五穀豊穣を祈るもので、毎年、地元の少女が火焚き乙女に選ばれる。今年の火焚き乙女は、阿蘇小学校2年生の市原輝子さん(8)が務める。

 祖母に付き添われた輝子さんが火焚き殿に入り、ご神体をあたためるためのまきに火を入れた。

 火焚き神事は、早霜で農作物に害を与える悪霊を鎮めたという故事に由来しているとされ、国の重要無形民俗文化財に指定されている。

 神事は、「乙女揚げ(おとめあげ)」が行われる10月16日まで行われ、59日間、火をたやすことなく続く。

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