熊本地震の影響で全面運休が続く熊本県の南阿蘇鉄道は、約３か月半ぶりとなる３１日に一部区間で運転を再開することになり、２９日、試運転が行われた。

　第三セクター「南阿蘇鉄道」は、全長１７．７キロのうち、被害が比較的少なかった高森駅と中松駅の約７．１キロ区間で３１日に運転を再開する。

　２９日は午前９時から、安全を確認するため、試運転が行われた。３１日からは高森駅と中松駅の区間で、普通列車とトロッコ列車が計１日４往復が運行する予定。

　南阿蘇鉄道・寺本顕博運転士「やっとここまできたということでうれしいという一言。万全の準備をしております。ぜひ阿蘇においでください」

　南阿蘇鉄道では多くの人出が見込まれる運行初日は臨時でトロッコ列車を１往復増やすことにしている。