竜巻情報“より早く、細かい区域で”発表へ
気象庁は「竜巻注意情報」を来月中旬から、これまでより早く、さらに細かい区域に分けて発表する。
気象庁は現在、活発な積乱雲から発生する竜巻や激しい突風が起きやすい気象状況になった場合や実際に目撃された場合に、「竜巻注意情報」を県単位で発表して注意を呼びかけている。
気象庁は、観測に使うレーダーを増やしたり解析能力が向上したりしたことで、これまでより高い精度で竜巻発生の可能性を把握できるようになったとして、「竜巻注意情報」の発表を来月15日から、県北部や県南部というような天気予報で使われている細かい区域ごとに行うという。また、発表のスピードもこれまでより早くなり、的中率も約10ポイント改善されるとしている。
気象庁は、「竜巻注意情報」が発表された時には、空の様子に注意して丈夫な建物の中に避難するなど、身の安全をはかってほしいとしている。