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「食×体験」で魅力発信 地方に訪日客を

2016年11月11日 20:51
「食×体験」で魅力発信 地方に訪日客を

 日本を訪れる外国人観光客に、地方の食の魅力を伝えて足を運んでもらおうと、旅行会社などが食をテーマにした観光ツアーのプランナーなどを養成する講座を開いた。

 11日に開かれた「フードツーリズムマイスター養成講座」は、航空会社の機内食開発の担当者や地方路線の担当者などが参加して行われた。

 講座では、千葉県いすみ市の伝統料理「たこ飯」などを例にあげ、外国人観光客にいすみ市を訪問してもらうには、料理の歴史やタコの漁獲方法などの情報を発信した上で、漁師体験などの「体験」と「食事」を合わせたツアー計画が必要などと説明された。

 JTB担当者「地元のストーリーは全部食文化に集約されている。それを観光客に提供できるような『体験』に作っていき盛り上げていく」

 訪日外国人の消費の傾向は最近、「爆買い」と呼ばれる日本製品の大量購入から、日本独特の「食」や「体験」に移行していて、旅行会社などは海外に日本の食の魅力を積極的に発信することで外国人旅行客をさらに呼び込みたいとしている。