プログラミング教育 高市総務相が授業体験
2020年度から小学校で始まるコンピューターのプログラミング教育に向け、どのような環境整備が必要か、23日、高市総務相が東京都内の小学校を訪れて授業を体験した。
高市総務相はまず、3年生が「ビスケット」というソフトを使う授業を体験した。これはタブレット端末の画面に指先で描いたイラストを、プログラミングにより動かし、簡単なアニメを作るもの。
こうした授業を行うにはWi-Fi回線や端末を整備するほか、授業を教える教職員の育成が課題になっている。
高市総務相はこの後、総務省が予算を出して菓子メーカーが開発したアプリを使い、どう授業を進めるか、教員に学んでもらう様子を視察した。
お菓子を置く向きなどで、端末上のキャラクターにジャンプや前進を命じられるソフトを使い、プログラミングがうまくいけばお菓子も食べられるというもので、高市総務相も「楽しみながら学べる工夫がある」と感心していた。
総務省は全国で24の学校、総額1億円で進めている実証事業を来年度は4倍に増やし、プログラミング教育の実施モデルを作り上げ、全国展開させたい考え。