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第2の「OSO」か? 子牛4頭死ぬ クマの足跡が… 北海道・別海町の牧場

2024年5月21日 21:05
第2の「OSO」か? 子牛4頭死ぬ クマの足跡が… 北海道・別海町の牧場

北海道の牧場で子牛4頭の死骸が発見され、クマによる被害とみられています。

21日朝、北海道別海町の牧場で、牛舎内で飼育されていた子牛4頭が死んでいるのが見つかりました。

このうち3頭は、飼育ケージの外に引きずり出された状態で、他にも子牛4頭がケガをしていました。

近くにはクマの足跡が複数残っていて、警察は、クマが子牛を襲ったとみて調べています。

なかしゅんべつ未来牧場 友貞義照専務
「かみ傷とひっかき傷ですね。かんで、柔らかいところをえぐってるなと」

現場は、別海町の中心部から10キロほど北の酪農地帯。隣町の標茶町と厚岸町では、去年まで、1頭のクマによる牛の被害が相次いでいました。

そのクマは、少なくとも66頭の牛を襲った「OSO18」です。

去年7月に駆除されましたが──

標茶町のハンターは、第二のOSOの出現に警鐘を鳴らしてきました。

北海道猟友会・標茶支部 後藤勲さん
「いつまた(牛が)襲われるかなと思っていました」

ただ、今回の襲撃は、「OSO」の被害とは異なる点があるといいます。

北海道猟友会・標茶支部 後藤勲さん
「2頭か3頭が、群れで来て襲ったと感じている」

さらに…

北海道猟友会・標茶支部 後藤勲さん
「成獣であれば、完全に殺して食べてしまうと思うんですよ。若いクマが襲ったんだと考えます。牛の味を覚えているのがいれば、(再び)入ってくる可能性は非常に高い」

別海町は、箱わなを設置して、警戒する方針です。