人を襲うクマ 現場に重機投入 遺体の搬送は“中断” 秋田・鹿角市
クマに人が襲われる被害が出て入山禁止となっている秋田・鹿角市の山林では21日、現場まで車で近づけるよう、重機を使って林道を整える作業が始まりました。
記者(秋田・鹿角市、21日)
「林道の脇にはクマを捕獲するためのおりが設置されています。動物などがかかったような形跡は見られません」
この山林では、タケノコ採りに出かけた青森県の64歳の男性が15日から行方不明に。その3日後(18日)、男性とみられる人の搬送にあたっていた警察官2人がクマに襲われました。
秋田県によると、倒れていた男性には野生動物によるものとみられる外傷があり、すでに死亡していました。警察官は病院に搬送されましたが、男性の遺体の搬送は中断されたままとなっています。
現場まで車で近づけるよう、重機を使ってやぶを切り開いたり、林道を整えたりする作業が21日から始まりました。
県は入山禁止となっている山林には、立ち入らないよう強く呼びかけています。