両陛下「農林水産祭天皇杯」受賞者らと懇談
天皇・皇后両陛下は、農林水産業で優れた業績をあげた生産者たちと懇談し、東日本大震災の津波被害を受けた漁業関係者をねぎらわれた。
天皇・皇后両陛下は23日、皇居で農林水産業の7つの分野で優れた業績をあげた「農林水産祭天皇杯」の受賞者ら14人と懇談された。
水産部門では、東日本大震災の津波によって大きな被害を受けた宮城県気仙沼市唐桑町でカキ養殖を行う漁業関係者が受賞し、両陛下は受賞者に、「震災があったから大変だったんではないですか」「海もだいぶん戻ってきましたか」と復興状況を気遣われた。
また、地元の小学生たちが海を怖がらずに養殖いかだでのカキ養殖の体験学習を行っているという説明を受け、「そういうことを乗り越えて、みんなやっているんでしょうね」と喜ばれていた。