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フジ・メディアHD 社外取締役から港社長らの会見を疑問視する声 広告料金の返還を求める企業も

2025年1月23日 17:38
フジ・メディアHD 社外取締役から港社長らの会見を疑問視する声 広告料金の返還を求める企業も

中居正広さんの女性トラブルをめぐる一連の問題で、フジ・メディア・ホールディングスは23日午後2時半から臨時取締役会を開き、第三者委員会の設置などを議論しているとみられます。臨時取締役会の前には、フジ・メディア・ホールディングスの社外取締役らから、強い危機感や先週の港社長らの会見を疑問視する声などが聞かれました。

フジ・メディア・ホールディングス 斎藤清人取締役「フジテレビがこのままでは視聴者やスポンサー、広告会社、多くの方々の理解や支援を得ることが難しい状況にあると、はっきり言って大きなピンチであると感じている」

フジ・メディア・ホールディングス 茂木友三郎取締役「きちんとやっぱり責任取るべきとこは取るということ、出す膿は出す、この前の会見をやったっていうのは僕は見ていませんけれど、もしそれが不十分であればやっぱり(オープンな会見を)やるべきじゃないですか」

別の社外取締役からは、先週の港浩一社長らの会見について、「会見をやるとは聞いていたが、カメラを入れていないのでびっくりした」と透明性を疑問視する声も聞かれました。

また、フジ・メディア・ホールディングスの株式の3%余りを保有する株主であるNTTドコモが、一連の問題に関する調査や原因究明を進めるよう、フジ側に求めていたことが新たにわかりました。

フジテレビを巡っては、これまで多くの企業がCMの差し替えなどを決め、フジテレビによりますとその数は20日時点で75社にのぼっています。

CM差し替えの影響はフジテレビの系列局にも拡大しているほか、関係者によりますと、一部の企業は広告料金の返還を求めフジテレビ側と交渉中だということです。

最終更新日:2025年1月23日 20:20