お花見シーズンを前に、警視庁は例年多くの花見客で賑（にぎ）わう東京・上野公園でテロ対策訓練を行った。

　桜の名所として有名な上野恩賜公園では２４日、上野警察署の署員や地域住民ら約１００人が参加し、テロリストが花見客で賑わう公園内に爆発物を仕掛けたとの想定で訓練が行われた。

　公園職員が、不審なリュックを置いて立ち去ろうとするテロリストに声をかけると逃走。テロリストはトラックに乗り込み、さらに花見会場近くで刃物を振り回すが、機動隊員が制圧。その後、爆発物処理班が爆発物の入ったリュックを回収した。

　警視庁はまもなく本格的な花見シーズンを迎えることから、テロ対策を強化したいとしている。