東京マラソンに向け…警視庁がテロ対策訓練
今月26日の東京マラソンに向けて、警視庁は地下鉄の駅でサリンがまかれたという想定で、テロ対策の訓練を行った。
訓練は、東京マラソンの参加者で混雑する都営地下鉄・大江戸線「都庁前駅」の構内で、テロリストがサリンの入った紙袋を傘で突き刺して逃走したという想定で行われた。
まず、生物化学兵器などに対応する警視庁のNBC(=核・生物・化学)テロ対応部隊がサリンを回収し、防護服を着た警察官が現場を除染した。
その後、検挙したテロリストが「爆発物を置いた」と話したことから、警備犬が周辺を捜索し、不審物を見つけ、爆発物処理部隊が処理した。
東京マラソンは今月26日に約3万6000人が参加して行われるが、警視庁はテロや事故の未然防止に努めたいとしている。