熊本地震から1年たち「前に進むしかない」
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50人が亡くなった熊本地震の発生から14日で1年となった。熊本県では各地で追悼の祈りがささげられた。
益城町にある熊本県内最大規模の仮設団地には、安倍首相が訪れ、住民と懇談した。安倍首相は「しっかりサポートする」と声をかけた。
益城町は去年、2度の震度7の揺れに見舞われ、熊本県内で最も多い20人が亡くなっている。町の中心部に近い木山仮設団地では、犠牲者を追悼するため、最初の地震が起きた午後9時26分にあわせて住民が灯ろうの火をともし、黙とうした。
仮設団地の住民「前に進むしかないですね。そのように祈りました」「600本の希望の光ですよね」
熊本県内ではいまも4万7000人以上が仮設住宅などの「仮住まい」での暮らしを余儀なくされていて、生活の再建が課題となっている。