仮設団地で男性“孤独死”熊本地震で初めて
熊本県益城町の仮設団地で一人暮らしの61歳の男性が亡くなっていたことが分かった。熊本地震の仮設住宅で孤独死が確認されたのは初めてのこと。
益城町によると、亡くなったのは一人暮らしの61歳の男性で、先月28日、この仮設団地の自治会長から「男性と連絡が取れない」と町に連絡があり部屋を確認したところ、すでに死亡していたという。男性は病気が原因で亡くなったとみられている。
熊本県内には16市町村に熊本地震の仮設団地110か所があるが、一人暮らしの入居者が誰にも看(み)取られずに亡くなった、いわゆる孤独死が確認されたのは初めて。
益城町には仮設団地で一人暮らしをしている65歳以上の高齢者が208人いて、町では「見守り体制をより一層強化したい」と話している。