お湯は41℃以下…高齢者の入浴事故に注意
寒さが続くこの時期、高齢者の入浴中の事故に、消費者庁が注意を呼びかけている。
消費者庁が「人口動態統計」を分析したところ、2015年に家庭の浴槽で溺死した人は、約4800人だった。これは11年前に比べ、約1.7倍で、全体の9割以上が65歳以上の高齢者の事故だという。
また、東京23区を対象にした調査では、溺死を含む入浴中の事故死の約半数は冬に起きているという。
消費者庁は、「入浴前に脱衣所や浴室を暖めること」「お湯の温度は41℃以下で、つかる時間は10分までを目安にすること」「浴槽から急に立ち上がらないこと」などの予防策を呼びかけている。