消費者事故調 子どもの“誤嚥”実態調査へ
消費者庁の消費者安全調査委員会、いわゆる消費者事故調が、子どもがおもちゃを口に入れ、誤って気道に詰まらせる「誤嚥」事故について実態調査を始めることを決めた。
消費者事故調は18日、6歳以下の未就学児が小さなおもちゃを口に入れ、誤って気管に詰まらせる「誤嚥」事故が後を絶たないことから、全国で実態調査を始めることを決めた。
2014年までの5年間で、東京消防庁の管内では、5歳以下の子どもがおもちゃを誤って口に入れ、救急搬送される事故が合わせて353件あり、消費者庁の分析では、おもちゃなどを誤って飲み込み、窒息死した0歳児は19人にのぼっている。
消費者事故調は、全国の消費者や保育園、幼稚園などに対してアンケートやインタビューを行い、事例を集めて、どのような形や素材のおもちゃで「誤嚥」が起きやすいのかなどを分析した上で、再発防止策を経済産業省などに提案したい考え。