フジテレビ新社長、社員に向けメール「心よりお詫び」
今月28日付けで就任したフジテレビの清水賢治社長は30日、社員に向けてメールを送り、「一連の出来事でご心配とご苦労をおかけしていることを心よりお詫びします」と謝罪しました。
清水社長はメールで社員に謝罪したうえで、「フジテレビは急激な業績の落ち込みにも耐えられる経営基盤を持っている」「まずは安心して、未来に向けて取り組んでいただきたい」と呼びかけました。
また、清水社長は、社員への約束として「人権の尊重」と、「透明性の確保」の2つをあげました。
このうち人権の尊重については、「今回は、フジテレビにおける人権意識の甘さが対応の遅れを招き、信頼を失う結果となりました」としたうえで、「すべての社員が安心して働ける、フェアで健全な職場環境を築いていきます」としました。
また、透明性の確保については、「現在の経営幹部について、”オールドボーイズクラブ”のようで閉鎖的と指摘を受けたことがあります。この声を真摯に受け止め、組織の透明性を高めていきます」と約束しました。
最後に、「誠実な行動を積み重ね、信頼を取り戻すことができた時、私たちは改めて、自分たちの仕事に誇りを持てるようになるはずです」とし、「そのためには、皆さんの力が必要です」と呼びかけました。