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「さい帯血」安全性確認を 学会が呼びかけ

2017年7月4日 21:48
「さい帯血」安全性確認を 学会が呼びかけ

 「アンチエイジング」などをうたい、複数の医療機関が「さい帯血」を違法に投与したとしていた問題を受け、日本再生医療学会は、「さい帯血」の投与を医療機関から勧められた際には、安全性や違法ではないかを確認するよう呼びかけた。

 この問題では、東京や大阪などの11の医療機関が、他人の「さい帯血」を、がんの治療や美容目的をうたって無届けで投与していたとして厚生労働省が、再生医療の提供を一時停止するよう命じている。

 これを受け、日本再生医療学会は、無届けのさい帯血移植は安全性が確認されていなく感染症のリスクなどもあるとし注意を呼びかけた。

 11の医療機関のうち、5つは学会の会員だったということで、今後、実態調査を行うとしている。