ES細胞で作った肝臓細胞を移植 治験申請
国立成育医療研究センターは、ES細胞から作った肝臓の細胞を、生まれつき重い肝臓の病気がある赤ちゃんに移植する治験を国に申請した。ES細胞を使った人への移植は国内では初めて。
ES細胞は、iPS細胞と同じように様々な細胞に変化する細胞で、受精卵から作られていて、臓器などの失った機能を回復させることが期待されている。
国立成育医療研究センターの研究チームは、生まれつき肝臓でアンモニアが分解されずに血液の中にたまる「高アンモニア血症」の赤ちゃんに対して、ES細胞から作った肝臓の細胞を移植する治験を、今週、国に申請したという。
ES細胞を使った人への移植は国内では初めてで、肝臓への移植は世界で初となる。