気象庁「今後1週間は注意」長野で震度5弱
12日午前10時半ごろ、長野県北部で震度5弱を観測する強い地震があった。
気象庁によると、12日午前10時29分ごろ、長野県で震度5弱を観測する地震があった。地震の震源は長野県北部で、震源の深さは10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.2と推定される。津波の心配はない。この地震で長野市、大町市、小川村で震度5弱を観測したほか、長野県の広い範囲で震度3を観測した。
長野県危機管理部によると、地震による建物の被害やケガ人の情報は入っていない。また、JR東日本によると、北陸新幹線は上田駅と飯山駅の間で一時停電し、最大7分の遅れが出た。
この地震を受けて気象庁は12日午後0時半から会見し、今後1週間ほどは最大震度5弱程度の地震が起こる可能性があり、揺れの強かった地域では落石や崖崩れなどに注意するよう呼びかけた。
今回の震源近くでは、2014年11月にマグニチュード6.7の強い地震があり、10人が重傷を負ったほか、家屋が倒壊する被害が出ている。今回の地震はその活動域の中で発生しているものの、近くを走る断層帯との関連などはまだ分からないという。