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43人犠牲の普賢岳・大火砕流から27年

2018年6月3日 21:01
43人犠牲の普賢岳・大火砕流から27年

43人が犠牲となった長崎県島原市の雲仙普賢岳の大火砕流から丸27年を迎えた3日、追悼行事が営まれた。

山頂が雲でかすんだ普賢岳。被災者が暮らす島原市の団地には、献花台が設置され、市職員らが犠牲者のめい福を祈った。

1991年6月3日、大火砕流がふもとを襲い、消防団員や報道関係者など43人が犠牲となった。

当時の島原市長・鐘ケ江管一さん「犠牲になられた43人の方々のごめい福をお祈りします」

発生した午後4時8分にあわせ、遺族らが黙とうをささげた。

夫を亡くした女性「この日が来るのが嫌、いつも」

父を亡くした男性「風化させたらいけない。みんなでこの日を続けていけたら」

災害から27年、島原は静かな祈りに包まれている。