３年半前に打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ２」が、ついに２７日、目的の小惑星「リュウグウ」に到着する見通し。

「はやぶさ２」は２０１４年１２月に打ち上げられた後、地球から直線距離で約３億キロ離れた小惑星「リュウグウ」を目指して飛行を続けてきた。

ＪＡＸＡ（＝宇宙航空研究開発機構）によると、「はやぶさ２」は、２７日午前から昼頃にかけ「リュウグウ」の上空２０キロの地点に到着する見通しだという。

到着後は、上空から地形などの観測を行った後、９月から１０月にかけて小惑星に着陸し、表面の岩石などを採取して、２０２０年の年末頃に地球に帰還する計画。

「リュウグウ」は、当初の予想と異なり、そろばんの玉のような形で、表面にはクレーターなどが見えるという。「リュウグウ」には水や有機物を含む鉱石があるとみられていて、生命の起源の謎に迫れるか期待されている。