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【特集】八戸三社大祭 開幕間近 囃子練習に集まる子どもたちに変化

2024年7月25日 17:43
【特集】八戸三社大祭 開幕間近 囃子練習に集まる子どもたちに変化

今月31日に開幕する八戸三社大祭に向けて27ある山車組では囃子の稽古や山車作りが大詰めを迎えています。山車組の多くが参加者の減少に悩んだ去年。この夏はある変化が起こっていました。

八戸市糠塚の長者まつりんぐ広場にある山車小屋には夕方になると鍛冶町附祭若者連の子どもたちが集まってきます。
コロナ禍から去年通常開催に戻って2年目。山車組の多くが参加者の減少に悩んだ去年に比べてこの夏はある変化が・・

小太鼓に初挑戦する子どもが増えたのです。

★ことし初参加の小学生
「太鼓をたたいているときにヨイサーヨイサーと言えたりするところが楽しい」
「初めてやったときは結構難しかったけれどだんだんやっていくうちにちょっと慣れていけるようになりました」
「去年までは山車を引っ張っていただけだからおはやし練習をしているおはやしをやっている人がかっこいいと思ったからやってみたいと思いました」

鍛冶町では去年の2倍にあたる40人近くが参加。半数が初挑戦ながら3週間、練習を続けばちさばきもさまになってきました。

暑さで額から汗が流れます。

★4年間続ける小学6年生
「コロナ明けてあまりやっていなかったので最初の明けた当時は本当に戸惑ったりしたときもあったんですけれど (ことしは)人数が増えてきてくれてうれしいです」
★中学生
「いままでみんなでがんばってきた練習をその本番で発揮して海外とかいろいろなところからも(観客が)くると思うのでその皆さんに八戸の三社大祭というすばらしい文化を知ってもらって楽しんでもらえたらいいなと思います」

鍛冶町のことしの山車の題材は「平家一門大物浦の逆襲」です。荒波から亡霊になった平知盛が源義経に襲いかかる場面をおどろおどろしく描きました。山車制作の責任者をことしから務める下崎桃五さん。武者物が得意という鍛冶町の伝統を受けつぎ制作スタッフ一丸となって仕上げを急ぎます。

★山車製作責任者 下崎桃五 さん
「連日の暑さで子どもたちもそれに負けずにお囃子を頑張ってくれていますので大人たちもそれに負けずに最後の最後までびっちりまずあながないように豪華になるようにということで頑張ってやっていきたいと思います」

八戸三社大祭は今月31日の前夜祭から来月4日の後夜祭まで5日間行われ子どもたちの囃子が響き豪華絢爛な山車がまちを練り歩きます。

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