“森友”で4か月空席 国税庁長官に藤井氏
森友問題をめぐって佐川前国税庁長官が辞職した後、およそ4か月間空席となっていた国税庁長官に、藤井健志氏が就任した。
国税庁・藤井健志新長官「国税庁長官として、広く納税者の皆様からのご意見に耳を傾けながら、国税職員5万6000人とともに、この伝統ある組織がその使命を果たせるよう、精いっぱい取り組んで参りたいと考えております」
27日に就任した藤井新長官は、今年3月、佐川前国税庁長官が森友問題をめぐって辞職した後、次長として4か月の間、長官の仕事を兼務してきた。
会見の中では、「経済の国際化など急速な変化に的確に対応し、組織・業務の改革に取り組みたい」と抱負を語り、佐川氏の辞職については、「現場に負担がかかり、納税者との信頼が揺らいだ面もあった」と述べた。
佐川前長官は就任会見を行っていなかった。