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“絶滅危惧種”ライオンの「爪」販売・購入か、男性(82)ら書類送検 鑑定結果は「ヒョウの爪」―警視庁

2024年12月13日 9:07
“絶滅危惧種”ライオンの「爪」販売・購入か、男性(82)ら書類送検 鑑定結果は「ヒョウの爪」―警視庁

フリマサイトでライオンの爪を加工したネクタイピンを販売したとして男性(82)と、このネクタイピンを購入したとして男性(37)が警視庁に書類送検されました。

種の保存法違反の疑いで書類送検されたのは、静岡県に住む無職の男性(82)と兵庫県に住む会社員の男性(37)です。

捜査関係者によりますと、無職の男性は2023年2月、フリーマーケットサイトに、絶滅の恐れがあるライオンの「爪ネクタイピン」を出品し、翌月に8000円で販売するなどした疑いが持たれています。

また、会社員の男性は、このネクタイピンを購入したとして書類送検されました。

警視庁の捜査員がサイバーパトロールしていたところ、「ライオンの爪ネクタイピン、8000円」などと書かれた出品を見つけたことから、事件が発覚したということです。

無職の男性は50年ほど前にアフリカ・ケニアで「ライオンの爪」として土産店で購入していましたが、警視庁などの鑑定の結果、ヒョウの爪だったことがわかったということです。

ただ、ヒョウも絶滅の恐れがある動物だったため、書類送検に至りました。

絶滅の恐れがあるなど、希少動物の加工品は、環境省に登録していれば譲渡などが可能となりますが、今回は未登録でした。

任意の調べに2人は容疑を認め、無職の男性は「不用品の整理で出品した。絶滅危惧種である動物の捕獲や加工製品の売買などが禁止されているのは常識として知っている。今回、安易に販売してしまったことは反省している」などと話し、会社員の男性は「とら年の母へのプレゼントにいいと思った。当時はワシントン条約や種の保存法について詳しく知らず、フリマサイトに出品されているので違反品ではないと思い込んでいた」などと話しているということです。

最終更新日:2024年12月13日 9:18
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