北海道地震39人死亡 知事ら首相に要望書
震度7を観測し、多くの命を奪った北海道胆振東部地震。新たに2人の死亡が確認され、これまでに39人が死亡した。また、1人が依然、安否不明。
震度7を観測し大規模な土砂崩れが発生した胆振の厚真町。この厚真町で、新たに2人の死亡が確認された。これで道内での死者は39人、1人が依然、安否不明のまま。
9日午後には、安倍首相が厚真町を訪れて、現場で被害者に黙とうをささげた。そして、高橋知事と被害にあった3町長から要望書を受け取った。
安倍首相「政府は、引き続き、救命やライフラインの復旧、被災者の生活支援に全力であたる」
また、日高町の富川では、地面や道路に亀裂が入り土砂崩れのおそれがあるとして、66世帯119人に避難指示が出された。
北海道電力は、緊急停止した苫東厚真火力発電所の復旧に1週間以上かかるとして、家庭や企業などに節電をよびかけている。これを受け、札幌市は10日から地下鉄と市電の日中の運行本数を減らし、JRも特急の運行本数を減らすことを決めた。