予約殺到で手元に届くのは来年1月以降 石破首相がトランプ大統領に渡したお土産は地元・鳥取の品「金色の兜」 店舗関係者「(去年11月外務省から注文があった時は)どなたにというのは全く知らなかった」
日米首脳会談で、石破首相がトランプ大統領に贈った鳥取の品・金色の兜(かぶと)。その兜に問い合わせが殺到しています。
トランプ大統領へのお土産として贈られた金色の兜。鳥取市の老舗人形店では、問い合わせが急増しているといいます。
ついに対面した”日米のトップ”。2月8日に石破首相とトランプ大統領の対面では、初めての首脳会談が行われました。ワーキングランチも含め、約2時間にわたり行われた会談後、トランプ氏から直筆のメッセージが添えられた記念写真などを贈られるサプライズがありました。
一方、石破首相もある“お土産”を贈っていました。
鳥取市にある老舗の人形店「人形のはなふさ」。そこにあったのは。黄金の日本の“兜”。複数の政府関係者によりますと、トランプ大統領が好きな「金色」で、トランプ大統領の孫にも喜んでもらいたいとの思いから、石破首相の地元の品が贈られたといいます。子供がかぶることができるサイズ感で重さは1.5キロ。価格は16万8000円です。外務省から注文があったのは去年11月ー。
人形のはなふさ 英智哉 社長
「どなたかに海外のほうにお土産に持っていきたいので、兜を探しているとお話をお伺いしただけでして、どなたにというのは全く知らなかった状態ですね」
石破首相は、11月下旬の南米訪問の際にもトランプ大統領との会談を模索していて、その時にはすでに準備していたということです。トランプ大統領へ贈られた金の兜。会談終了後、県内外から問い合わせが殺到しているといい、2月9日も店内で注目を集めていました。
客
「贈られたらしいよっていうのをけさ聞いてから来たので、まさかここで見れるとは思ってなくてすごいきれいだなって。鳥取のが世界に行ったんだというのがすごく素敵。うれしいなと思いました」
「まぶしいですね。日本文化が世界で注目されているので、海外の方に興味を持っていただけるといいんじゃないかなと思います」
人形のはなふさ 英智哉 社長
「鳥取というと、地方のほうで訪れる機会も少ないと思うんですけど、トランプ大統領に渡った兜というのをきっかけに、また鳥取に足を運んでもらえる機会になればありがたいですし、鳥取が盛り上がるようにうまく発信できたら」
金色の兜は8日時点で完売。今後は受注生産に切り替え、予約を受け付けていて、来年1月以降に手元に届くということです。