どうなってるの?こんな花火見たことない!
まるでイルミネーションのような美しい花火がネット上に投稿され、話題になっています。一体どうやって作るのでしょうか?
次々と色を変えながら夜空に輝く花火。でもこれはLEDではありません。2018年8月の山形・赤川花火大会で大きな反響を呼びました。
作ったのは山梨県にある花火メーカー“マルゴー”。花火職人の杉崎さんによると、この花火のことを「グラデーションとウチでは呼んでいます」とのこと。
花火は玉の中にある“星”と呼ばれる火薬が燃えて空中で光ります。グラデーションでは、星が燃えた時の色を決める材料を層にします。さらに、層の厚みに差をつけて、色が変わるタイミングをずらすことで順番に色が変わっていく花火になるのです。
普通の花火は星ができるまで約1週間ですが、グラデーションの星では約1か月もかかるそうです。杉崎さんは難しさをこう話します。
「1回上げてみないと、どうなっているのか分からないのもあって、(作るのは)難しいですね」
当初は成功するまで約1年、試行錯誤を続けたそうです。長い時間をかけて作った花火も、夜空に輝くのは約3秒。花火見物はぜいたくなひと時とも言えるのです。
【the SOCIAL trendより】