虐待疑われる子 上半期3万7000人超え
ことし上半期、警察が児童相談所に通告した子どもの数は前の年より大幅に増加し、3万7000人を超えたことがわかった。
警察庁によると、ことし上半期、虐待が疑われるとして、警察が児童相談所に通告した18歳未満の子どもの数は、3万7113人で、前の年の同じ時期に比べ、6851人増え、半年間の通告数としては過去最多を更新した。虐待で死亡した子どもは、19人に上ったという。
ことし3月、東京・目黒区で当時5歳の女の子が死亡した事件などを受け、政府は、児童相談所などが、通告を受理してから48時間以内に子どもと面会できなかった場合、強制的に立ち入り調査をするなど、緊急対策をまとめている。
警察庁は、警察と児童相談所との情報共有をすすめ、立ち入り調査を援助するなど、連携強化をはかる方針。