ベルマーク集め「とても非効率」財団も悩み
「ベルマークの仕分け、仕事休んで参加」「かかる手間に対して、効果が小さすぎ」「非常に昭和でアナログなシステム」…ベルマーク集めに関するネット上の声にベルマーク財団も悩んでいます。当事者はどう思っているのか?話を聞きに行きました。
「実際、運動が始まって60年近くなるんですが、最初の頃と今やっていることがあまり変わっていない。進歩がないと言われるのは仕方がないなと」(ベルマーク教育助成財団・斎藤健一さん)
ベルマークは、1960年に教育環境の整っていない地方の学校を援助するために、協賛企業が売り上げの一部を寄付するシステムとしてスタートしました。しかし、技術の進んだ現在でも商品のパッケージについているマークを切り、その種類ごとに集めて自分たちで集計するというアナログなシステムに変化はありません。
ネットでは「QRコードでポイントを登録できないのか?」といった意見があります。しかし、1つのQRコードを何度も読み込めてしまうなど技術的に解決しにくい問題があります。さらに――
斎藤さん「マークの形を1つ変えるにも、マークを付けている会社の製品のパッケージを変えるということになるので、非常に大きな負担を強いることになる」
結果、協賛会社が離れていくおそれもあり、なかなか提案しづらいのです。結局、PTAは手作業のまま。そしてベルマークが送られてきた財団も手作業のまま。
斎藤さん「もうしばらく、みなさん無理のない形で、頑張って頂けたらと思っております」
みなさん、何か良い解決方法はありませんか?
【the SOCIAL viewより】