断水、休校…北海道地震から一夜、影響続く
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去年9月に震度7の地震を観測した北海道厚真町で、21日夜、震度6弱の地震があった。厚真町では一夜明けても生活への影響が続いている。
厚真町では避難者がいないということで、1時間ほど前に、町内に作られていた2か所の避難所が閉鎖されたが、町民の生活には影響が出ている。
厚真町内の豊沢地区では午前11時現在も81戸で断水が続いていて、22日朝、水をもらいに訪れる町民の姿が見られた。
厚真町民「かなり物が倒れた。トイレが使えないので心配だがなんとかなるとは思う」
21日午後9時22分に胆振中東部を震源として発生した地震では、厚真町で震度6弱の他、安平町やむかわ町で震度5強、札幌市の一部でも震度5弱を観測。これまでに4人が軽いけがをしていて、厚真町の幌内地区では雪崩のようなものが発生した。
むかわ町では、2階建て住宅の煙突が折れる被害があった他、厚真町や安平町の中学校と高校、計3校が休校となっている。
一方、札幌市では21日夜、地震のため、地下鉄が全線で運転を見合わせた。地震の影響を受け、終日運転見合わせとなった、札幌市営地下鉄。札幌市中央区の地下歩行空間では約20人が毛布で寒さをしのぎながら、夜を明かした。
その後地下鉄は22日午前4時前から、安全が確認された路線から運転を始め、午前5時すぎには全線で運転を再開した。
九州から来た人「きょう東京で予定があるので。そうですね安心しています」
札幌の地下鉄は現在、ほぼ平常のダイヤで運行している。
気象庁は今回の地震を、北海道胆振東部地震の一連の地震活動だとして、この活動は当面続くとみている。