訪日回数2回以上 香港人、台湾人割合高い
世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。今回の話題は「訪日香港人・台湾人 2割が10回以上のリピーター」。台湾・香港最大規模の日本観光情報サイト「ラーチーゴー!日本」を運営する吉田皓一氏に聞いた。
観光庁の2017年の調査によると、日本に訪れた回数が2回以上の人の割合を国・地域別に比べると、韓国、台湾、中国、香港の順に高いことがわかった。また、10回以上日本を訪れているリピーターは香港が20%、台湾が15%と高い割合となっている。
そして、日本を訪れる回数が増えるほど、旅行でお金を使う金額も多くなっている。1回目と10回目を比べると、台湾人は2万7000円、香港人は5万5000円多くなっている。
ネット上ではこんな意見が見られた。
「台湾はLCCですぐ」
「家電量販店、観光客向けに家電ではなく、薬や酒が置いてある」
「東北に訪日客増えているみたい」
――この話題について吉田さんにフリップを書いていただきました。
「日本人も台湾へ行こう!」です。
去年、台湾から日本に来た人というのは480万人くらいいるんです。逆に、日本から台湾に行った人は190万人しかいないんです。人口は日本が1億2000万人、台湾は2300万人しかいないですが、比率にしたら倍以上の方が日本に来ている。
日本の地方自治体とか官公庁のみなさんとかが台湾で、日本に来て下さいというキャンペーンをやっているのですが、そのわりに日本人は台湾に全然来てくれないと、台湾の旅行関係者はみんないっているんです。
特にいま、震災復興の一環として東北に観光客を呼ぼうという運動が盛んなのですが、東北はパスポートの取得率がすごく低いんです。ですので、台北から日本の地方空港に飛行機を飛ばしても乗っているのは台湾人ばかりです。搭乗率が上がれば飛行機の増便もされますので台湾にもっともっと遊びに行って欲しいと思います。
――何かいま考えている秘策とかはあるのですか。
日本人のための“プチ留学”のようなものを考えています。アウトバウンドですね。
――留学をきっかけに台湾にリピートしてもらうという作戦ですね。
日本人のアウトバウンドが増えれば、自動的に台湾からのインバウンドも増えます。相互交流がならないと次のステップに行けませんので、そこに注力していきたいです。
【the SOCIAL opinionsより】