愛媛県今治市の山火事は発生から5日目となりますが、いまだ鎮圧には至っていません。こうした中、現地では雨の予報となっており、鎮圧に向かうのかが注目です。中継です。

今治市の長沢地区にいます。期待されている雨ですが、まだ降ってはいません。所によっては青空も見えている、そんな空模様です。

集落の奥に見える山では、所々で煙が立ち上るときがあり、この集落でも先ほどまで、広島県からの緊急消防援助隊による消火活動が行われていました。

山火事発生から5日目となった、きょう27日も、いまだ鎮圧には至っていません。

これまでの被害面積は、およそ417ヘクタールで、今治市内では住宅や倉庫への被害が、あわせて11棟に上っています。

今治市内は27日、昼頃から雨の予報でしたが、午後3時ごろになった瞬間、一瞬、ポツリと雨がパラつきましたが、まとまった雨とはなっていない状況です。27日も現場ではヘリと地上からの消火活動が続いています。

今治市によると、27日は延焼の動きは弱いということですが、まだ所々で煙が出ていて、「今回の雨の力に頼りたい」、集落の住民からは「もはや諦めの境地だが、何とか恵みの雨になれば」という声が聞かれました。